「Windowsセキュリティシステムが破損しています」は詐欺!【2019年2月更新】
こんな警告文が出てきていませんか?
この警告文は詐欺ですので、絶対に誘導に乗らないでください
この警告文は偽物です。
ユーザーの不安を煽って、修復ファイルと名乗るウィルスソフトのダウンロード、インストールに誘導します。
私も実際にWindowsのパソコンを使っていたところ、この警告文が表示されました。
上の画像は実際に出てきた警告をプリントスクリーンしたものです。
別の画面に切り替えようとすると、さらに念押しのポップアップが出てきます
こんな感じ
さすがにここまで徹底して画面の切り替えを邪魔されると怪しい気がしてきます。ここで「怪しい」と思えるかが大事です。
「Windowsセキュリティシステムが破損しています」の対処法!
対処法はいたって簡単です。
- 更新ボタンをクリックしない
- クリックしたとしても誘導されるソフトをダウンロードしない
- ダウンロードしたとしてもインストールしない
インストールまで至らなければ、ギリギリセーフです。
更新ボタンをクリックしない
最初の警告段階で気づくことができればここでストップできます。
- ページを閉じようとするとポップアップが出ますが、表示させないにチェックを入れて、ポップアップを消します。
- 画面を閉じます
- 念のためブラウザのキャッシュを削除しておきましょう。
キャッシュの削除方法
●ブラウザ右上の歯車ボタン(ツール)を押して、「インターネットオプション」を開く
●「全般」タグの「閲覧の履歴」欄にある、「削除」ボタンを開く
- インターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイル
- クッキーとWebサイトデータ
- 履歴
にチェックを入れて、「削除」ボタンをクリック
以上。
誘導されるソフトをダウンロードしない
更新ボタンを押して、そのまま誘導に乗っていくと、ソフトのダウンロードを求められます。
こんな感じ
当然ですが、パっと見怪しくないように作られていますね。周到です。
ですが、よく見ると「今すぐダウンロード」以外のボタンはなく、それ以外のリンクはすべてフェイクでリンク先は存在しません。
このあたりも「詐欺では?」と気づくポイントです。
決してダウンロードしないようにしましょう。
ソフトをダウンロードしてしまった場合
ソフトをダウンロードしても、まだウィルス感染にはなっていないはずです。
インストールをしていなければ大丈夫です。
対処法は、
- ダウンロードしたソフトを削除する
です。
詐欺警告の怪しいポイント
今回のような詐欺警告はwindowsバージョンですが、ほかにもアンドロイドなどのOSでも確認されているようです。
個人的に詐欺警告かどうかを見分けるポイントは、
- URLを見る
です。
詐欺警告が表示されるページのURLは、公式っぽさがありません。
具体的にはこんな感じです。
Windowsからの警告なのに、「windows」という言葉がURLにありません。
また、ページも暗号化されていません。
最初の段階でここを確認することができれば、今後の被害も防げるのではないでしょうか。