【初心者向け】海外ＦＸは本当に追証がないのか【ゼロカットとは】

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【初心者向け】海外ＦＸは本当に追証で借金することがないのか【ゼロカットとは】

【初心者向け】海外ＦＸでは本当に追証で借金をかかえることがないか【ゼロカット】

追証とは？ゼロカットとは？

ＦＸには追加証拠金（追証）というのがあるのをご存知ですか？

日本国内のＦＸ会社は、追証の請求で借金を抱えることがありえますが、海外ＦＸでは請求されません。

ここでは、XMやＧＥＭなどの海外ＦＸを普段よく使っている私が、海外ＦＸの追証の実際、ゼロカットについて解説します。海外ＦＸの追証の実際について知りたい方は是非ご覧ください。

ザックリ解説「追証」】とは？

・追証とは、レバレッジを効かせたトレードにより、入金額を超える損失が生じてしまった際に、そのマイナス分を補填するよう求められる請求のことです。
・通常、日本国内のＦＸでも、海外のＦＸでも、「ロスカット」といって、そのようなマイナスが生じないような措置がとられています。
・しかし、急な相場変動のときには、ロスカットが間に合わず、やむを得ずマイナスが生じることがあります。
・この場合、日本のＦＸ業者はマイナス分の補填を利用者に求めますが、海外ＦＸの場合、ＦＸ業者の負担となります。これを「ゼロカット」と呼びます

このページの目次

追証とは？ゼロカットとは？【海外ＦＸ初心者向け】
追証で借金が生じる仕組み【海外ＦＸ初心者向け】
海外ＦＸでは借金しない！海外ＦＸ特有のゼロカットとは？
なぜ国内のＦＸにはゼロカット制度がないのか？
追証なしのゼロカットと海外ＦＸハイレバトレードの黄金コンビ
海外ＦＸと追証とゼロカット機能についてのまとめ

追証とは？ゼロカットとは？【海外ＦＸ初心者向け】

追証とは

ＦＸトレードでは、入金額の何倍もの通貨を売買できる、いわゆるレバレッジ取引が可能です。
レバレッジを効かせたトレードにより、必要証拠金や入金額を超える損失が生じてしまった際に、そのマイナス分を補填するよう求められることがあります。
これが「追証」です。

「追」加の「証」拠金の請求

略して「追証」というわけです。

ＦＸをして借金をした、というのは、このパターンです。
※そもそもＦＸに入金する金を捻出するために借金をしている人もいますが。

詳細に説明すると？（計算が面倒な方はすっ飛ばしてください）

・事例で考えてみましょう。
・1ドル＝100円とします。
・ドルを1万通貨買う場合、いくらのお金が必要でしょうか。
・100円×1万通貨＝１００万円です。
・100万円が必要。
・では、100万円入金しないとトレードはできないのでしょうか。
・いいえ
・レバレッジを駆使すれば、必要なお金は減らせます。
・レバレッジ10倍の場合、入金額の10倍のトレードができる、ということを意味します。
・つまり、10万円を入金すると、レバレッジ10倍で100万円分の取引ができます。
・この場合、10万円を入金すれば、1ドル（＝100円）を1万通貨（１００万円分）購入できる、ということになるわけです。
・しかし、通貨の価値は変動しています。1ドル100円から、1ドル＝９９円に値下がりしてしまった場合を考えてみましょう。
・入金額は１０万円です
・でも１ドル99円なので、現在価値は【1万通貨×９９】＝99万円
・含み損が1万円発生しています。
・ん？
・実際の入金額は10万です。
・1万円の含み損があります。
・入金額と含み損を通算すると、実質９万円しかありません
・レバレッジは１０倍です。
・９０万円までしかトレードはできないはずです。
・しかし９９万円分保有しています。
・証拠金としていくらか入金してもらわないと困ります。

・これが追証です。

追証で借金が生じる仕組み【海外ＦＸ初心者向け】

なぜ追証で借金が発生するの？

ＦＸトレードでは、「ロスカット」というシステムがあります。

ロスカットとは

必要な証拠金を割り込む含み損を抱えた場合には、強制的に決済をして、利用者に借金が生じないようにすることです。

国内のＦＸでも、海外のＦＸでも、このロスカット制度はだいたいあるので、通常どおりの相場で取引する限り、入金額を超えるマイナス（借金）が発生することはありません（お金は減りますが）。

例（計算が苦手な人は無視でＯＫ）

・トレードに必要な証拠金が１０万円、入金額が１０万円という場合
・含み損が１万円発生すると、実質入金額は１０万円下回り、必要な証拠金が維持できなくなります。
・この場合、ロスカットされるか、追加で証拠金を入金してロスカットを免れるかを選択することになります。
・仮にロスカットをされた場合、含み損分のマイナスが利用者に乗っかります
・、仮に含み損マイナス１万円であれば、入金額１０万－１万円＝９万円が手元に残ることになります。
・つまり、借金はしない。お金は減るが。

含み損（まだ入金額よりマイナスにはなっていない

【初心者向け】海外ＦＸでは本当に追証で借金をかかえることがないか【ゼロカット】

じゃあ、なんで追証で借金する人がいるの？

ロスカット機能があるから、通常は借金はしない。ということでした。

しかし、相場が急変動する局面が、年に数回あります。
この相場急変動時には、このロスカット（強制決済）が適切に行えなかったり、遅れたりする場面が出てきます。
たとえば、土日は市場は基本お休みです。月曜日に市場が再開したら、先週の終値からかけ離れた値段でスタートするということがよくあります。
この場合、本来ロスカットすべき場所ではロスカットできず、市場開始時の乖離した値段で決済せざるを得ません。
こういう時に、「入金額自体を超えるマイナス」が発生しえます。
入金した額では出した損失を賄えない。これが、追証の怖いところであり、ＦＸ会社への借金となるわけです。

含み損が入金額を超えたパターン

【初心者向け】海外ＦＸでは本当に追証で借金をかかえることがないか【ゼロカット】

日本のＦＸでは、入金額以上のマイナスが生じた場合にはＦＸ会社から補填を求められます（借金）
海外のＦＸの場合、口座残高がマイナスになった場合、そのマイナス分は業者が負担をするというゼロカットシステムが採用されており、利用者の借金とはなりません。

海外ＦＸでは借金しない！海外ＦＸ特有のゼロカットとは？

ゼロカットとは、

相場急変でロスカットが間に合わず口座残高がマイナスになってしまったとき、そのマイナス分をゼロにリセットしてくれる、海外FX特有の制度です。

海外ＦＸでは、ゼロカットが「当たり前」であり、デフォです。
海外ＦＸは国内に比べてレバレッジ規制もなく、５００倍、１０００倍のレバレッジがかけられます。
もし、このようなハイレバトレードで、相場急変が起こった場合、ゼロカット機能がなければどうでしょうか？
１００万円の入金で１０００倍のレバレッジであれば、１０億円分通貨が保有できます。
ドル円が１円下がると１０００万円の含み損となるハイレバトレードにおいては、むしろゼロカットとしないと死亡者続出するわけです。

ゼロカット機能の注意点

ただ、ゼロカットには反対の側面があります。

要は、海外ＦＸ業者は、利用者の出した損失を抱え込むわけですから、「財政健全化」の視点からは、良い話ではないことが分かります。

損失を抱え込みすぎれば、業者ごと潰れるリスクは想定しておかなければなりません。

とはいえ、海外ＦＸ業者も対策は取っており、相場急変時にはレバレッジ規制をかけ、想定外の含み損を避ける対応をとっているところです。

なぜ国内のＦＸにはゼロカット制度がないのか？

日本国内のFXに追証がある理由

国内FXに追証があるのは、法律で損失の補填が禁止されているからです。

これはＦＸ業者の財政健全化のためでもあります。
また、日本のＦＸはレバレッジ２５倍であり、海外のようにハイレバトレードはできませんので、相場急変時の含み損のレベルも、海外ＦＸの場合と比べるとインパクトは大きくなく、追証で借金を抱えるとしても、数十万という範疇に収まるのが通常です（相場の動き次第では当然それ以上もありえますが）。

いずれにせよ、
国内ＦＸでは追証で借金を負う可能性は少なからずある、ということになります。